サラミ放浪記

旅の記録を残していきます。

【ゴールデンカムイ聖地巡礼記】3日目:移動距離がすごいよ!旭川編

皆さんこんにちは、サラミです!

お久しぶりの更新でございます!!

 

北海道一人旅から半年が経過し、話の鮮度(?)は失われてしまいましたが、

引き続き旅の記録を残していこうと思います!

 

これまでの記事はこちら↓

【一日目】

札幌北大植物園with赤レンガ庁舎編

おいでよ、開拓の村!編

札幌市時計台~日本基督教団札幌教会編

サッポロビール編

【二日目】

それゆけ、網走監獄!編

オホーツク流氷館~ホテル滞在編

 

☆当記事は本誌のネタバレになるような記載はございません!

 単行本派の方も安心してご覧くださいませ◎

 

さよなら網走、こんにちは旭川

10/24(土)、AM5:30起床。

旅人の朝は早い(n回目)

なぜなら8:06網走駅発のJR特急大雪に乗って旭川へ向かうため。

ちなみに網走⇔旭川は、関西で例えると大阪⇔越前市(福井県)くらいの距離感!

みんな北の大地の広さに震えろ~!!(なんやこいつ)

 

送迎バスの出発まで時間があるので、

まずは起き掛けに網走の朝焼けを堪能します。

 

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空気もめちゃくちゃ澄んでて気持ちいい~!

 

朝ごはんを頂き、館内を散策◎

リスとの出会いは叶わず…次回に期待!

 

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色々見て回っているうちに出発の時刻となりました。 

ホテルの送迎バスでJR網走駅まで送ってもらいます。

 

北天の丘さん、めちゃくちゃ居心地良くてご飯も美味しくて最高でした!

また利用するぞ~~(/・ω・)/

皆さんも網走観光の際は、ぜひ北天の丘さんをご検討くださいませ◎

 

送迎バスのおかげであっという間に網走駅に到着。

早速、出発前の記念撮影。

 

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8:06、網走駅を出発。

ちなみに到着予定時刻は11:50で所要時間は約3時間50分…!

関西で例えると、新幹線で新大阪‐鹿児島中央へ向かうのと同じくらいの所要時間です。

結構腰にくるので、腰が弱い人は何か対策グッズを持っていくといいかもしれません。

 

移動時間長いので持ってきた本を読んだり、網走監獄で購入したきびだんごを食べたり…

 

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しておりましたが、朝が早かったこともあり早々と寝落ちしてしまい、

気付いた時には旭川駅に到着していました!(おい)

 

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 旭川駅、かっこいい。

 

ものすごく強さを感じます!(?)

抱かれたい駅ランキングベスト3に堂々のランクインです!(??)

 

セルフタイマーの鬼として名高い女(?)サラミ、

旭川動物園の顔ハメパネルを発見し、秒速でセルフタイマーを発動。

 

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まぁ、今回旭川動物園行けないんですけど…(哀愁)

次訪問する際はもっとゆっくり滞在したいね、旭川

 

ロッカーに荷物を預けて「次なる目的へさぁ出発!!」と言いたいところですが、

まずは無印良品へ向かいます。

 

なぜなら、ジンギスカンの香りが染み込んだシャツから脱却するためです。

⇒詳しくはこちら/ 【ゴールデンカムイ聖地巡礼記⑥】1日目番外編:キャリーケースの中は頭がおかしくなるまで確認しろ - サラミ放浪記

 

ありがとう、旭川駅無印良品

おかげでやっとシャツ変カンフージェネレーションできました。

 

シャツ変を済ませ、お次はお昼ご飯を頂きます。

選ばれたのは勿論、旭川ラーメン

 

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旭川らぅめん青葉本店さんでチャーシュー麵を頂きました◎

めちゃくちゃ美味しかったです。

久しぶりに美味しいラーメン食べて身も心もホッカホカです。

 

www.google.com

 

いざゆけ、旭川市彫刻美術館!

駅周辺を散策したいところですが、

この日はスケジュールがみっちり詰まっているので断念…!

早々と旭川駅へ戻り、旭川電気軌道バスで中原悌二郎記念旭川彫刻美術館へ向かいます。

 

www.city.asahikawa.hokkaido.jp

 

美術館に向かう際は、春光6の9行もしくは末広4の1行のバスに乗車しましょう~。

(いずれも「春光園前」下車でOK)

 

バスに揺られること25分、春光園前に到着。

 降りてすぐの交差点を右に曲がると…

 

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美術館、発見!

明治35年建設、第七師団旭川本部のモデルとして描かれたこちらの建物は、

元々旭川偕行社という将校の社交場として親しまれておりました◎

 

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流石は元社交場、圧倒的造形美!

大事に保管・利用されてきたことが一目で分かります。

展示されている彫刻品もすごくリアルで細部までつい見入ってしまいました◎

 

ちなみに館内の撮影自体は問題ないのですが、それらをSNS等に投稿する事は

禁止となっておりますので、見学に行かれる方はご注意くださいませ!

「階段部分だけならSNSへの投稿okです」とスタッフさんから了解を得ましたので、こちらのお写真をどうぞ。

 

 

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「鶴見の見物」/第18巻、扉絵

 

居ますね。

鶴見中尉が此処に居ます……。

思わず息をのんでしまいました。

 

ぐぬぬ…うっとりしていられたのも束の間!

事前予約していた北鎮記念館の館内案内の時間が迫ってきたので、

配車依頼していたタクシーに飛び乗り、いざ北鎮記念館へ!

 

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出発前にタクシーの運転手さんに写真を撮っていただきました。

建物見切れてるけど、これも一つの想い出◎笑

 

 

待望の北鎮記念館

美術館を出て約10分、あっという間に北鎮記念館に到着◎

※時間の関係上タクシーを利用していますが、旭川市彫刻美術館⇒北鎮記念館は

バスでアクセス可能です!(最寄りのバス停は花咲町4丁目or護国神社前です)

 

隊員さんに館内案内をお願いしているので、窓口でその旨を伝えます。

案内は30分コース/60分コースの2パターンありますので、スケジュールと睨めっこして好きな方を選んでね☆彡(私は60分コースでお願いしました!)

 

ちなみに、受付付近のガラスケースには野田先生と竹本さんのサイン色紙、

第七師団メンバーのブロマイドが展示されています!

 

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※ブロマイドは撮り損ねました。
 

 

展示フロア(2F)へ上がり、案内がスタート。

館内には屯田兵・旧陸軍第七師団の歴史、陸自第二師団の活動などに関する資料が約2500点展示されています!

第七師団、そして現在の陸自第二師団に至るまでの歴史を隊員さんが丁寧に解説してくださるので、

金カムファンに限らず近現代史軍事史やミリタリー関係がお好きな方は館内案内有りで訪問することをオススメします。

  

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 最初は特にゴールデンカムイファンである事を隠して解説をうけていたのですが、

村田銃の辺りで「こちらの銃はゴールデンカムイでも登場する~(以下略)」という

説明を受けている際に

「谷垣の~…あっ(言ってしまったという表情)!」

とゲンジロちゃんのお名前を漏らしてしまい、金カムのオタクであることが開始早々バレてしまいました。

偽るのは、もう止めにしよう(CV.ぺこぱ松陰寺)

 

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↑ 上から村田銃、村田銃、スタール銃、ウィンチェスター銃

 

訪問者が金カムファンであると分かると、隊員さんは作中で登場する武器等の資料、

関連(するであろう)人物、出来事について作品に絡めて解説してくれます。

作品きっかけで訪問したと伝えた方が楽しさ100倍になるんじゃないかな!と思いますので、

恥ずかしがらずにカミングアウトしちゃいましょう!せっかくの機会ですしね◎

 

隊員さんに推しキャラを尋ねられたので鯉登少尉であることを伝えると

「鯉登さん!」

と仰られて、さん付けの新鮮さに思わずドキドキしちゃった(照)

ちなみに今回案内を担当してくださった隊員さん曰く尾形ファンが圧倒的に多いとのこと。

 

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という訳で、尾形勇さんの軍隊手帳です。

貴重な資料の多くが地元の方が寄贈してくださったものです。

 

開拓や前の大戦の凄まじさだけでなく、

第七師団、そして現在の陸自第二師団が地域社会との繋がりを大切にしながら、

共生・地域づくりをしてきたんだな、と展示資料から伝わってきます。

 

続いて大礼服。

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 准士官以上の者、所謂将校さん達が儀式祭典の際に着用する正装です。

かなりざっくりとした説明になりますが、襟章・肩章から階級、

袴の側章からどのに兵科に配属されているのかを読み取ることが出来ます。

施された金モール刺繡が見事です!

 

※軍装についてもっと知りたい!という方におすすめの一冊がこちら!↓

 藤田昌雄『写真で見る明治の軍装』(潮書房光人新社、2016年)

 

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ちなみに袖章の金線の単位は「条」なんだって。

 

将校さん達は大礼服をはじめ、職務上必要な軍装を自前で揃えなければなりません。

また、昇進の際に階級章の付け替えや金線の追加が必要となります。 

 

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こちらは上原勇作中将の大礼服服とトランク!

大礼服を畳まずに済むよう収納性を考慮して設計デザインとは恐れ入ります…!

丁寧に作りこまれているなぁと感心するばかりです。

 

帽子や肩など、各部位に装着する階級章も沢山展示されてます◎

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当時の煙草。

菊田さんはどの銘柄を吸っていたのだろうか。

 

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小遣帖、よく見ると「マスク」と書いてある!

ドウナツ、甘納豆、ウド…ン?食べ物めっちゃ購入していらっしゃる◎

軍人さんの生活の一部を垣間見た気分です。

 

こちらは鯉登行一さんの書。

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歴代の第七師団長がずらり。

ゴールデンカムイの作中で見かけるお名前がちらほら…!
 

2巻第8話「逃走」に登場した「樺太式」(もしくは「露国式」)スキー板!

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アザラシの毛、恐るべし。

 

スキー板の向かい側には日露戦争の資料展示と…

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つ、鶴見中尉が作中で着ている肋骨服!

そして上等兵の全身コーディネート!!つまり、宇佐美時重が作中で着用している軍服が目の前に…!

 

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流石やで北鎮記念館(圧倒的感謝)

 

写真撮り損ねちゃったけど、特大ジオラマめちゃくちゃよく出来てるのでぜひ見てください!

現在の北鎮記念館周辺の区画は、第七師団師団発足当時のものを使用しているそうです。

 

続いて軍刀

鍔や鞘、緒などの色やデザインからどの階級の将校が所持しているかの判別がつきます。

 

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指揮刀。

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 九十九年式機関銃っょぃ

ババババババババババッで鶴見中尉と有坂閣下が喜んで試弾しそう。

  

他のコーナーももっとじっくり見たかったのですが、

金カム関連の展示品を見るのに時間をかけすぎてしまい、気が付けば閉館10分前に。

奉天会戦の戦況図、ノモンハンジオラマ、撮影忘れてしまった…やっちまった!!

 

60分の案内含め約2時間滞在していましたが、最後は駆け足になってしまいました。

建物自体はそれほど大きくないのですが、展示資料のボリューム50000兆点ですので

見学の際はたっぷりめに時間を取っておくといいかもです!

また、館内だけでなく建物の裏手にも展示資料がありますのでこちらもお忘れなく!

※私は「帰りに見て回ろ~!」と後回しにして、そのまま見ずに立ち去ってしまいました。

 

帰り際、隊員さんに見守られながら館内入口にある行季を撮影。

 

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「こんなに持って行けませんよ」と鯉登少尉が月島軍曹に一蹴されたやつですね~

彼は大量の行季の中に何を入れていたのか…

 

その真相を探るべく、サラミは次なる目的地小樽へと向かった――

  

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という訳で、弾丸ではありましたが第七師団ゆかりの地を巡ってまいりました!

今回の聖地巡礼で一番慌しく過ごしたかも??

 

 北鎮記念館を出発した頃には日が暮れ、夜が始まろうとしていました。

もう少し旭川に居たい気持ちを抑え、本日の最終目的地小樽へGO!

 

次の記事からついに小樽編◎

聖地巡礼の記録もラストスパートに入ってきました~!

 

小樽ではどんな発見があるのか?!

続編に乞うご期待ッ!